こんばんは、WIE運営委員会です。
 皆様お待ちかね、第8回の作戦結果を発表します。
 さて、今回はまず特殊能力の発現PCと、注目PCの結果から紹介しましょう。
 まず、特殊能力に目覚めたPCは以下の通り。

ID526 ミキ・オニガワラ/超能力
ID570 リディア・チャオ/ガッツ
ID619 ジャンヌ・ベルヴィル準級特佐/ニュータイプ
ID644 ガル・シュテンドウ/ガッツ
ID655 イム・パラムホーク/ニュータイプ
ID674 アルデニール・ゼファイン1級特尉/超能力

 他の特殊能力を望まれる方はメールでお伝え下さい。現在の特殊能力を抹消させていただきます。
 この辞退制度、一度でもその特殊能力を用いて作戦に参加すれば抹消はできませんし、抹消したからといって望みの特殊能力が得られる可能性が高くなるわけでもありませんが、前回はイメージに合わないという理由で辞退された方がいらっしゃいます。そういうこだわりは素敵ですね。

 次は注目PCです。
 前回日輪勲章に最も近い男と言われたコウジ・ツキガセ。二回連続のすばらしいアクションで、ユニット『メカ要塞鬼』を支給されました。
 このユニット、鹵獲品のために性能、ランクが一切不明です。修理コストも、壊れて修理するまでわかりません。なかなかリスキーな機体ですが、希望しない場合は委員会までメールでお伝えください。元のランドタイガー改造機に戻させていただきます。

 陣営の人数比の関係でPC対戦が減少しましたので、今回からイベントポイント制度に手を加えました。
 PC対戦のない危険度C作戦の場合、敵軍のNPCを1機撃墜すれば1P、2機以上撃墜すれば、2Pのイベントポイントが、作戦の参戦PC全員に支給されます。腕に覚えのある人は、知り合いのために命を張ってみるのも良いでしょう。
 PC対戦の作戦の場合は従来通りです。

 さて、前回予告したバランス調整ですが、今回予告通り実施しました。
 単純に危険度を上げたわけではありません。『参戦PCの強さで敵の強さが変わるレベルスライド制』を採用したのです。
 SRW64にあった類似の制度同様、『そのマップに参戦した一番強いPC』によって一番強く影響を受けます。とはいえ、今回の結果を見ていただけばおわかりの通り、全体的に敵を落としやすく、生還しやすく調整しておりますので、PCの身の丈にあった作戦に参戦していただけば、十分お楽しみいただけるかと思います。
 それでは、作戦1つ1つについてコメントを述べさせていただくとしましょう。



『ペズンの叛乱』
OZ・作戦1&カラバ・作戦1
 OZ&カラバ部隊 22機中 15機大破
 PC帰還率 30%(9機大破中2機大破免除 / 13機中)PC最大撃墜数2
 ニューディサイズ 40機中 15機大破 最大撃墜数1


 危険度Dその1です。
 スペシャルズの誇りを守るため、小惑星ペズンを占領してOZに反旗を翻した教導団。討伐に向かったX分遣艦隊のエイノー提督までが立ちふさがる中、OZとカラバの連合部隊が決死的な戦いを挑みます。
 エイノー艦隊が持ち込んだD兵器とは、超高性能と桁外れのコストでOZのスーパー技能保持者を震撼させたダンクーガMでした。驚異のスーパーロボットがPC達に牙をむきますが、さすがにここまで育ったPCは半端じゃありません。
 教導団の猛威をもかいくぐり、ロバート・ラプターに至ってはエイノー提督を撃沈する大活躍。この先が楽しみです。
 なお、この作戦は3回続きますが、成績のよかったPCにはちょっとしたご褒美があります。まあ、どんなご褒美になるかは見当がつくと思いますが、腕に覚えのある人はねらってみてください。今回参戦していない人にも十分チャンスがありますのでお楽しみに!
 帰還率により、参加PCに+1、帰還PCにさらに+2、戦果を上げたPCに+1のボーナスがあります。
『30バンチの惨劇』
ネオジオン・作戦1
 ネオジオン部隊 26機中 22機大破
 PC帰還率 20%(4機大破 / 5機中) PC最大撃墜数1
 OZ部隊 26機中 19機大破 最大撃墜数7


 危険度Dその2です。
 この作戦の登録状況は、ある意味委員会を震撼させたと言っていいでしょう。
 今となっては帰還率のボーナスが期待できるのは危険度Dくらいですので、そこへコストの安い機体で特攻し、帰還率ボーナスを稼ぐのは立派な戦術です。ただ、『それを狙った方が大半』となると、さすがにちょっとショックでした。(苦笑)
 前述の『レベルスライド制』が発動し、このマップの敵は、危険度Dとしては言語道断といえるほど弱くなりました。出演予定で楽屋に詰めていたヤザン隊の面々、バスクやジャマイカンまでもドタキャンを受けて降板。そこまでしても、全滅させないのがやっとでした。
 この作戦の『親衛隊』の面々は、アルティシアの友好度が急上昇しています。
 帰還率により、参加PCに+2、帰還PCにさらに+3、戦果を上げたPCに+2のボーナスがあります。がんばった甲斐はあったのかも知れません。
『野望の終焉』
全勢力・作戦2
 OZ・カラバ・ネオジオン連合軍 59機中 22機大破
 PC帰還率 63%(16機大破中3機大破免除 / 44機中)PC最大撃墜数4
 ムゲ帝国 73機中 47機大破 最大撃墜数3


 第8回のメインイベントです。
 シャピロの策により、連合軍は十分な戦力を集めることができず、苦しい戦いを強いられます。
 今回は、ちょっとしたお楽しみ要素に、PC対戦がどこであるかを隠してみました。ここがそうかと疑った方もおられたかも知れませんね。
 人類対帝国の決戦となったこの作戦、テストからこのゲームに参加しておられる方は感無量かも知れませんね。中でも、カラバのロジャー・ウィルダネスは良いアクションをかけてくれました。残念ながら挑戦戦闘が発動しませんでしたので、完全にはストーリーに生かせませんでしたが。
 戦果の方では、シンディ・ヤマザキが4機を落とす大活躍。彼女にも春が来たのかも知れません。キャスバル総帥の親衛隊として恥ずかしくない活躍といえるでしょう。
 ムゲ宇宙に去った帝国軍。彼らと真に決着をつける日は、まだしばらく先になります。
 ルーナを見事撃墜したザッフェ・カインの活躍により、参加PCに1Pのイベントポイントを支給します。
『月は地獄だ!』
全勢力・作戦2
 OZ部隊 40機中 17機大破
 PC帰還率 61%(8機大破 / 21機中)PC最大撃墜数2
 ネオジオン部隊 47機中 31機大破
 PC帰還率 40%(3機大破 / 5機中)PC最大撃墜数1


 このタイトルは、J・W・キャンベル・ジュニアが1950年に発表した作品からいただきました。ダンクーガやプリティサミーなどでもサブタイトルに使用していましたし、64でも同名のマップがありましたから、ご存じの方も多かったかも知れません。ちなみに元となった小説は、ハヤカワの文庫で出ています。
 この作戦のシャピロの陰謀、もし気づいて適切な対処をする人がいれば、この作戦はPC対決ではなく対NPC戦になる可能性もありましたが、さすがにそこまで気づいた人はいなかったようです。
 ユウキ・エイガとショウ・フラックは面白いアクションを掛けていたので残念でした。
 リヴァル・ミラーとリョウ・クルートも力のこもったアクションを掛けていましたが、残念ながら挑戦戦闘が不発のために採用できませんでした。この種の戦闘結果に関連したアクションは、当たれば大きい代わりにこうなるリスクも大きかったりします。
 なお、この作戦に参加したシロー・カミカゼは、その名の通り生身で特攻し、未帰還になりました。機体に乗っているかどうかは、事前に必ずチェックしておきましょう。もっとも、委員会シナリオ・データ担当の私も人のことはいえません。『悲しみのカトル』作戦では、レディ・アン特佐を宇宙漂流刑よろしく生身で宇宙空間に放り出してしまいましたから。
 エンディングで彼女が小難しいことを言っているのは、委員会の非道な仕打ちで酸素欠乏症になったわけではありません。アレは彼女の地です。念のため。
 帰還率で勝ったOZ陣営には、参加の全PCにイベントポイントが1P、ネオジオン陣営には参加PCに+1P、帰還PCに+1Pのボーナスが出ます。
『追儺(ついな)』
カラバ・作戦3
 カラバ部隊 51機中 28機大破
 PC帰還率 59%(11機大破中3機大破免除 / 27機中)PC最大撃墜数4
 百鬼帝国部隊 60機中 40機大破 最大撃墜数3

 前回に引き続き、百鬼帝国との最終決戦です。
 カラバ最強小隊との呼び声も高いブリューナク小隊が、ここで超人的な活躍を見せつけてくれました。
 小隊全体の撃墜数は、今回なんと14機! そのうち3機は、NPCのグラー博士、胡蝶鬼、暴竜鬼なのですから壮絶です。
 ブリューナク小隊の活躍で、参加の全PCに2Pのイベントポイントが支給されます。
 なお、コウジ・ツキガセの説得により、百鬼帝国の三人がカラバに加入します。
 アクションという点では、レイ・タケダのアクションが光りましたが……これまた内容は戦闘がらみ。コウジと一緒に説得に行かせることも考えましたが、内容的に無理とわかり断念しました。次回以降の活躍に期待します。
『悲しみのカトル』
OZ・作戦4
 OZ部隊 35機中 13機大破
 PC帰還率 66%(7機大破 / 21機中)PC最大撃墜数2
 ????部隊 46機中 15機大破 最大撃墜数2


 家族を暴徒に殺されたカトルの暴走です。ウィングガンダム・ゼロを駆り、荒れ狂うカトル。そして彼に手を貸す謎の(?)集団。
 一応謎と書きましたが、MS見れば正体は一目瞭然ですね。この戦闘の結果、トロワ・バートンが生死不明となっています。
 ゼロとカトルはレディ・アンの保護下に置かれました。OZではウィングガンダムとこの機体を元に、なにやら研究中の模様です。
 なお、危険度Bは基本的にストーリーが執筆されません。イベントポイントもありませんし、帰還率ボーナスも期待できなかったりします。その代わり低経験値作戦を卒業するくらいの実力があれば、敵は落としやすく生還しやすいので、PCの実力と相談して参加してみてください。
『パリ炎上』
OZ・作戦5
 OZ部隊 15機中 7機大破
 PC帰還率 42%(4機大破 / 7機中)PC最大撃墜数4
 ゲア・ガリング部隊 26機中 14機大破 最大撃墜数2


 今回唯一の、バイストンウェル勢との戦闘です。
 パリを占領し、無条件降伏を迫るビショット・ハッタ。エレ女王は彼らをパリの外へ誘い出そうとしますが果たせず、パリの町は紅蓮の炎に包まれます。
 聖戦士達の怒りの反撃にあったビショットは、大被害を受けてアフリカに落ち延びていきました。
 この作戦、危険度Bとは思えない帰還率になりましたが、参加者の方の行動を見て納得しました。
 いかに危険度Bといえども、出てくるのは参加したてのPCより強力な敵ばかりです。まして、NPCに挑戦するのはきわめて危険と言わざるを得ません。
 ランク2限定機専用機に乗ったリオン・シュウカイドウがいたことも、悲劇を大きくしました。彼自身は4機を落とす大活躍だったりしますが。
 今やガンダムMkU(黒)唯一の乗り手となったアルト・クィレルは、前回に引き続き大活躍です。必殺技も発動し、3機を撃墜して堂々の生還ですが、この機体の特徴である高額な修理コストにより、実入りはあまり多くありません。
 帰還率により、参加PCに+1、帰還PCにさらに+1のボーナスがあります。
『再会』
ネオジオン・作戦4
 ネオジオン部隊 26機中 14機大破
 PC帰還率 60%(6機大破 / 15機中)PC最大撃墜数2
 OZ部隊 35機中 12機大破 最大撃墜数2


 前回から引き続き、08小隊シナリオ第2回目です。
 実験中のアプサラス開発部隊に、OZの魔の手が迫ります。ノリス大佐の奮闘もあり、辛くもOZを撃退したネオジオン軍ですが、試作機のアプサラスに乗ったアイナ・サハリンは、シローの乗るガンダムEz-8 HMCもろとも行方不明になってしまいました。
 レベル4超能力持ちのカイト・キサラギにあわせ、OZの布陣はなかなかに強力です。スーパーガンダムに乗ったカナメ・ジェダも、返り討ちで撃墜されています。
 08小隊シナリオも次回で最終回。WIE世界では、この悲恋は報われるのでしょうか。
 帰還率により、生還したPCに1Pのボーナスが支給されます。
『大将軍ガルーダの挑戦』
カラバ・作戦4
 カラバ部隊 30機中 8機大破
 PC帰還率 76%(5機大破中3機大破免除 / 21機中)PC最大撃墜数2
 銀河帝国軍キャンベル星部隊 35機中 19機大破 最大撃墜数3


 新宿をおそった謎の敵とは、遙かな太古、地球に飛来していたキャンベル星の軍団でした。オープニングにもありましたとおり、彼らの目覚めを契機としていろいろな勢力が動き出しています。今回はコンバトラーVの活躍で撃退に成功しましたが、今後の情勢は予断を許しません。
 今回初登場のマグマ獣軍団ですが、今出てきている連中は、あまり強力ではありません。腕に自信のある方は、狙ってみるのも良いかも知れませんが、マグマ獣といっても強さに幅がありますので、返り討ちにあっても責任は負いません。
 ダイオンγに乗るセイシュウ・ユサは、見事イカ型マグマ獣イカゲラーを撃破しています。他の方の奮起に期待しましょう。
『戦士の絆! デビル包囲網を突破せよ!』
カラバ・作戦5
 カラバ部隊 22機中 6機大破
 PC帰還率 72%(3機大破中1機大破免除 / 11機中)PC最大撃墜数3
 デビルガンダム軍団 32機中 27機大破 最大撃墜数3


 マスターアジアにしてやられ、修行不足を痛感した新生シャッフル同盟の面々は、かつてドモンが修行した地、ギアナ高地へ向かいます。ユウイチ・サイトウのクジラに乗って、カラバのMF乗り達も同行しました。
 しかし帝国との決戦の真っ最中でもあり、同行する兵力は決して多くありません。この隙を見逃すマスターアジアではありませんでした。ドモンをデビルガンダムのコアにするべく襲いかかるデビルガンダム軍団。秘境の地で、闘士達の熱い戦いが始まります。
 激戦の末、明鏡止水の境地でデビルガンダムに痛打を与え、マスターを撃退したドモンたちですが、死闘に燃え尽きたシャイニングガンダムは、二度と立ち上がることはありませんでした。
 皆さんが恐れたデビルガンダムとマスターアジアですが、そこは危険度B。戦場値は最低になっておりましたので、自分からは一度も仕掛けておりません。
 真の要注意キャラは、ランク2のサンシャインガンダムを持ち込んだ方々に呼ばれて(?)現れた、ザコながらランク2のデビルガンダムヘッドでした。ゼン・ユーリエのガンキャノンは、哀れこの怪物にかみ砕かれています。
 マスターアジアに挑戦を仕掛ける剛勇の士、リュウジ・カスガ。マスターも獅子欺かざるの力を見せつけてくれました。無法天に通ずとでも言うべきでしょうか。大破免除にも見事成功です。
低経験値専用作戦
『蒼を受け継ぎし者:A』OZ・作戦6&カラバ・作戦6
 OZ・カラバ実験部隊 18機中 2機大破
 PC帰還率 88%(2機大破中0機大破免除 / 18機中)PC最大撃墜数4
 ネオジオン襲撃部隊 35機中 11機大破


『蒼を受け継ぎし者:B』ネオジオン・作戦5
 ネオジオン襲撃部隊 9機中 1機大破
 PC帰還率 88%(1機大破 / 9機中)PC最大撃墜数2
 OZ・カラバ実験部隊 22機中 5機大破


 セガ・サターンのゲームが元ネタの、EXAMシステムを巡る争奪戦です。今となっては、元のゲームをプレイしたことのある人は少ないかも知れません。
 今回から、初心者作戦にかなり手を加えました。登場するザコはシステムの許す限り最弱。NPCも、運がよければ作ったばかりのキャラクターでも倒せるかも知れないくらいに設定してあります。危険度B以上では逃げ回るしかない新規PCも、ここなら大暴れできるでしょう。
 今回は全員帰還もあり得るかと思ったのですが、なかなかそううまくはいきませんでした。それでも、それなりに戦果を上げた方は多く、一応の効果はあったかと思っています。
 今回の賞品、ランク0限定機のブルーディスティニー、ブルーゲッター、イフリートTXは、各陣営に一機ずつ支給されました。当選者は以下の通りです。

ID758 ルーシェ・シェルロード特士/ブルーディスティニー
ID780 ゲンノジョウ・カンナギ/ブルーゲッター
ID800 エリス・シルフィード曹長/イフリートTX

 賞品の蒼い死に神達ですが、ランク0としては究極の戦闘力を誇っています。攻撃、耐久Sは伊達ではありません。修理代が高価なのは難点ですが、フル改造済みでもありますし、ランク1までのつなぎとしては十分な性能でしょう。蒼い死に神の物語は次回も続きますので、今回手に入らなかった方は次回がんばってください。
 注目PCは、カラバの怪僧ゲンノジョウ・カンナギでしょうか。マーマンガンダムを駆って大暴れし、なんと初陣で4機を撃墜です。限定機の他に強化パーツまでゲットし、初戦で運を使い果たしていないと良いのですが。




 第8回の結果、お楽しみいただけましたでしょうか。
 ストーリーの方も、帝国軍の撃退、トレーズの幽閉にOZ分裂と、風雲急を告げています。
 なお、OZはストーリー上分裂しますが、システム的な陣営に変化はありません。デルマイユ派とトレーズ派、それぞれの作戦が提示されますので、OZの参加者はPCの主義思想に合った側の作戦に参加することができます。
 受領可能な機体なども共通です。
 今後はOZ対カラバ、OZ対OZといった作戦も出てくるかも知れません。

 なお、帝国撃退、OZ分裂は各陣営に経済的な大変動をもたらしました。その影響で、量産ユニットのラインナップ、性能やコストに影響が出てきます。具体的な変更につきましては、インターミッション解放時にライブラリに記載します。続報をお待ちください。

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